モト旅行会社勤務が語る!日本の世界遺産の楽しみ方

毛越寺とは・・・

毛越寺の美しい庭園

 

岩手県の平泉は2011年6月に世界遺産に登録をされました。

 

正式名称を平泉〜仏国土「浄土」を表す建築・庭園・及び考古学的遺跡群〜という少し特殊な名称ですが、そこから平泉の建築物の奥深さを読み解くことができます。

 

構成資産は、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山となっています。

 

今回はその中でも毛越寺の美しい庭園とそこに往時の人たちは何を映し出そうとしていたのかを考えてみたいと思います。 

 

毛越寺は慈覚大師円仁が開山したお寺で、開山をした当初は、たくさんの歴史的建造物があったといわれています。

 

藤原氏滅亡後、幾度とない災害により歴史的建造物は焼失してしまいました。

 

しかしながら毛越寺の美しい池はそのまま保存をされており、それは今も変わらず訪れるものを魅了してやみません。


毛越寺の美しい庭園・・・

実は毛越寺の美しい庭園は国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けているとても珍しい庭園ですが、それだけ希少価値の高いものといえます。中心には大泉が池があり、そのまわりが庭園となっています。池は東西約180メートル、南北約90メートルあり、池はまさに四季折々の美しい光景を映し出す鏡のような役割を果たしています。池の中央には勾玉上の中島があり、池の周りには玉石が敷かれているのもこの毛越寺庭園の美しさの一つでもあります。

毛越寺の庭園の作者の想いとは・・・

 

実は毛越寺の庭園の作者はわかっていませんが、仏教の世界である浄土庭園として、往時の時代からそのメッセージを伝えているような美しさがあります。

 

この美しい景観は池の周囲にある、石や枯山水風の築山などの配置から、日本最古の庭について記された書物「作庭記」に基づいてつくられた学術的にも貴重な庭園をされています。

毛越寺庭園の美しさに魅了されて・・・

 

池の曲線美、周囲の美しい光景が線対称に映し出される池、池に点在する無数の石が絶妙なバランスを保ち、まさに美しいこの世のものとは思えない浄土の世界に誘いをうけたかのような気持ちになります。

 

そこか静まりかえるような庭園が、また訪れるものの心を洗練させてくれます。

 

浄土の世界は踏み入れたことのない未知のものであるにもかかわらず、その意味がここにくると少しだけわかるような気がするのもまた不思議なものです。

 

この美しい池をみていると、自分の心が映し出されるような気持ちになり、自分自身も清らかに過ごさねばならないという思いがこみ上げてくるのから不思議なものです。

 

きっとこの景観美だけではなく、その奥深いところにあるこの庭園の美しさもまた、この毛越寺の最大の魅力ともいえるのでしょう。